物づくりにまつわる物語

Mamieメイミー

インド北部に位置するウッタラーカンド州アルモーラー県は、チベットと隣接しており、ヒマラヤ山脈の西の峰々を望むことができます。鉄道も通らない、1800mを越える高度に存在する多数の村では、出稼ぎに出る男性たちに代わり、女性たちが家を守りながら働いています。

村に住む女性たちは、編み物や農業を教え合う組織を作り、収入を得ています。窮乏する村の仲間への支援や、子供たちが学校に通うためのお金も工面しています。

‘Mamie’は、そんな彼女たちの活動に共鳴するところから始まりました。共に手をとりながら発展を目指すシリーズです。

素材は、ヒマラヤ山脈に生息する羊の毛を使用しています。刈り取られるウールの多くは、町まで下ろすことが難しく、ヒマラヤの山中に放置されてしまう現状があります。このウールを廃棄せずに糸へ紡ぎ、ヒマラヤの麓に住む彼女たちに送り、ハンドニットを編んでもらいました。

ウールの糸は、RITHA(リタ)と呼ばれる植物を8時間水につけて作られた、天然のシャンプーで洗われています。手編みならではの、太番手の凹凸が特徴的な、複雑な編み柄で仕立てています。

彼女たちとものづくりを重ね、共に成長を目指しています。ご支援いただければ嬉しく存じます。

インド北部に位置するウッタラーカンド州アルモーラー県は
チベットと隣接しておりヒマラヤ山脈の西の峰々を望むことができます
鉄道も通らない1800mを越える高度に存在する多数の村では
出稼ぎに出る男性たちに代わり女性たちが家を守りながら働いています

村に住む女性たちは編み物や農業を教え合う組織を作り収入を得ています
窮乏する村の仲間への支援や子供たちが学校に通うためのお金も工面しています

‘Mamie’はそんな彼女たちの活動に共鳴するところから始まりました
共に手をとりながら発展を目指すシリーズです

素材はヒマラヤ山脈に生息する羊の毛を使用しています
刈り取られるウールの多くは町まで下ろすことが難しく
ヒマラヤの山中に放置されてしまう現状があります
このウールを廃棄せずに糸へ紡ぎ
ヒマラヤの麓に住む彼女たちに送りハンドニットを編んでもらいました

ウールの糸はRITHA(リタ)と呼ばれる植物を8時間水につけて作られた
天然のシャンプーで洗われています
手編みならではの太番手の凹凸が特徴的な複雑な編み柄で仕立てています

彼女たちとものづくりを重ね共に成長を目指しています
ご支援いただければ嬉しく存じます

Billieビリー

ギャザーとは、布を縫い縮めて立体化したり、美しいボリュームを出したりする装飾的な技法です。‘Billie’は、一般的な技法を繰り返し重ねることで、特別な美しさを生み出したシリーズです。

生地は、インド製ならではの織り密度が甘く、柔らかで薄いコットンボイル素材を使用しています。薄手の平織物で軽く透け感があり、通気性が良いのが特徴です。

ボイルの薄さを活かし、ギャザーを寄せ集めた生地に、シャーリングゴムをフリルと一緒に縫い付けました。何段にもギャザーとフリルを重ねることで、力強い美しさが宿っています。丁寧に、そして贅沢に積み重ねた技法により、特別な1枚に仕立てています。

また、あでやかな印象とは相反して、一着を通し全面にシャーリングゴムが入っていることにより、ストレッチ性が生まれ、天然繊維を使用することで、ご家庭でもお手入れしやすい仕様となりました。

ギャザーとは布を縫い縮めて立体化したり美しいボリュームを出したりする装飾的な技法です
‘Billie’は一般的な技法を繰り返し重ねることで特別な美しさを生み出したシリーズです

生地はインド製ならではの織り密度が甘く
柔らかで薄いコットンボイル素材を使用しています
薄手の平織物で軽く透け感があり通気性が良いのが特徴です

ボイルの薄さを活かしギャザーを寄せ集めた生地に
シャーリングゴムをフリルと一緒に縫い付けました
何段にもギャザーとフリルを重ねることで力強い美しさが宿っています
丁寧にそして贅沢に積み重ねた技法により特別な1枚に仕立てています

またあでやかな印象とは相反して
一着を通し全面にシャーリングゴムが入っていることによりストレッチ性が生まれ
天然繊維を使用することでご家庭でもお手入れしやすい仕様となりました

Monaモナ

インドの中央部にあるマディヤ・プラデーシュ州に、チャンデリと呼ばれる小さな村があります。この村の名前がついた伝統的な織物の起源は、紀元前7世紀まで遡ります。時の支配者のターバンを作るために、手紡ぎの綿で織られていたことが起源だと言われており、古代の王達が好んだ「チャンデリ」で作られたサリーは、王族の象徴とされていました。

時は流れ、19世紀初頭には手紡ぎの綿以外の素材でも織られるようになり、1970年頃にはインド国内に広がりました。現在では、最も伝統的なチャンデリとは、綿とシルクを混紡した素材とされています。

‘Mona’は、時間をかけて受け継がれてきた、心地良い素材の持つ美しさを生かしたシリーズです。

インド産の透明感のある綿シルクを使った伝統的な素材は、軽やかさが生み出すドレープ感と、ほのかに光る美しい光沢感が特徴です。インドならではの甘織の綿素材に、シルク特有の光沢感を加えることで、独特の表情を生み出しています。素材の良さが活きるように、ギャザーをたっぷりとよせた生地を使用しています。

生地に呼応させるべく、飾りボタンは1つ1つ手作りし、配色の球状のステッチなどにも、繊細な手仕事を取り入れています。

インドの中央部にあるマディヤ・プラデーシュ州にチャンデリと呼ばれる小さな村があります
この村の名前がついた伝統的な織物の起源は紀元前7世紀まで遡ります
時の支配者のターバンを作るために手紡ぎの綿で織られていたことが起源だと言われており
古代の王達が好んだ「チャンデリ」で作られたサリーは王族の象徴とされていました

時は流れ19世紀初頭には手紡ぎの綿以外の素材でも織られるようになり
1970年頃にはインド国内に広がりました
現在では最も伝統的なチャンデリとは綿とシルクを混紡した素材とされています

‘Mona’は時間をかけて受け継がれてきた
心地良い素材の持つ美しさを生かしたシリーズです

インド産の透明感のある綿シルクを使った伝統的な素材は
軽やかさが生み出すドレープ感とほのかに光る美しい光沢感が特徴です
インドならではの甘織の綿素材にシルク特有の光沢感を加えることで
独特の表情を生み出しています
素材の良さが活きるようにギャザーをたっぷりとよせた生地を使用しています

生地に呼応させるべく飾りボタンは1つ1つ手作りし
配色の球状のステッチなどにも繊細な手仕事を取り入れています

Amalアマル

綿シルクの伝統的なインドの素材に、ナイロンのチュールを重ねました。チュールとは、多角形の網目をもつレース地の一種で、軽く透け感があり、優しい印象が特徴的な素材です。フランス中南部にある都市名からつけられたこの素材は、古くはベールやドレスなどに使われていましたが、現代では広く一般的に、女性の洋装に用いられています。

‘Amal’は、古典的な素材や技術に、現代的な要素を掛け合わせることで、新しさを吹き込んだシリーズです。

重なった下側の素材には、インドの伝統的な布「チャンデリ」を使用しています。チュールの下から綿シルクの光沢感をのぞかせ、上品な華やかさを引き立てました。

襟や前端のステッチには、「Zari(ザリ)」と呼ばれる、インドの伝統的な金糸を用いています。煌びやかなこの金糸は、細いワイヤーに、コイル状になった金属糸を巻きつけた糸やモールのことを指し、古くからインドの民族衣装や刺繍などに広く用いられ、愛されてきました。また、前端につけた飾りボタンは、1点1点生地を丸めて手作りしています。

暑い時期の一枚着はもちろん、厚手のニットやアウターとの重ね着もお楽しみいただけます。

綿シルクの伝統的なインドの素材にナイロンのチュールを重ねました
チュールとは多角形の網目をもつレース地の一種で
軽く透け感があり優しい印象が特徴的な素材です
フランス中南部にある都市名からつけられたこの素材は
古くはベールやドレスなどに使われていましたが
現代では広く一般的に女性の洋装に用いられています

‘Amal’は古典的な素材や技術に現代的な要素を掛け合わせることで
新しさを吹き込んだシリーズです

重なった下側の素材にはインドの伝統的な布「チャンデリ」を使用しています
チュールの下から綿シルクの光沢感をのぞかせ上品な華やかさを引き立てました

襟や前端のステッチには「Zari(ザリ)」と呼ばれるインドの伝統的な金糸を用いています
煌びやかなこの金糸は細いワイヤーに
コイル状になった金属糸を巻きつけた糸やモールのことを指し
古くからインドの民族衣装や刺繍などに広く用いられ愛されてきました
また前端につけた飾りボタンは1点1点生地を丸めて手作りしています

暑い時期の一枚着はもちろん厚手のニットやアウターとの重ね着もお楽しみいただけます

Ruthルース

本シリーズに用いているリバーレースは、19世紀初頭にイギリスで開発された、100年以上の歴史をもつボビンレース機から生まれます。人の手で、1本1本糸をかけた5,000枚ものボビンから紡がれる姿には、柔らかな風合いと温かな美しさが宿ります。

1stコレクションから大切に使用してきたこのリバーレースは、綿糸に繊細なナイロン糸を掛け合わせ織り上げてきました。今回新たな試みとして、ナイロン糸を使わず、綿糸のみで織り上げることにより、膨らみと厚みを持たせた、新たなリバーレースを生み出しました。

‘Ruth’は、古い織機から紡がれる伝統的なレースに敬意を払いながらも、新しい可能性を追い求めたシリーズになります。

生地の素材には、インド製の綿糸にレーヨンを混ぜて織り上げたボイルを使用しています。透け感のある薄地で目の粗い織物で、風通しの良さから、インドでは広く愛用されている素材です。レーヨンを混ぜることで、ほんのりとした光沢感も宿っています。

温かみを増した美しい仕上がりからは、まるで年月を経ることで得たような迫力を感じられます。

本シリーズに用いているリバーレースは
19世紀初頭にイギリスで開発された100年以上の歴史をもつボビンレース機から生まれます
人の手で1本1本糸をかけた5,000枚ものボビンから紡がれる姿には
柔らかな風合いと温かな美しさが宿ります

1stコレクションから大切に使用してきたこのリバーレースは
綿糸に繊細なナイロン糸を掛け合わせ織り上げてきました
今回新たな試みとしてナイロン糸を使わず綿糸のみで織り上げることにより
膨らみと厚みを持たせた新たなリバーレースを生み出しました

‘Ruth’は古い織機から紡がれる伝統的なレースに敬意を払いながらも
新しい可能性を追い求めたシリーズになります

生地の素材にはインド製の綿糸にレーヨンを混ぜて織り上げたボイルを使用しています
透け感のある薄地で目の粗い織物で風通しの良さからインドでは広く愛用されている素材です
レーヨンを混ぜることでほんのりとした光沢感も宿っています

温かみを増した美しい仕上がりからは
まるで年月を経ることで得たような迫力を感じられます

Claraクララ

2023年に、Pheetaで初めてニットを作りました。インドの原毛をネパールで紡績し、1点1点手編みしたハンドニットです。

ネパールは、Pheetaの物づくりの拠点であるインドの東北側に位置します。インドと中国という大国に挟まれた、南アジアの内陸国です。1990年に民主化が推進された後も政情不安が続きましたが、2008年に王政が廃止され、連邦民主共和制に移行しました。

‘Clara’は、手編みでしか表現できない温かな美しさを、時代や場所を超えて繋いでゆくシリーズです。

手編みの起源は古く、旧石器時代にまでさかのぼります。世界中には、たくさんの手編み文化がありましたが、時代と共に機械化が進み、手編みができる国や地域は年々減少の一途を辿っています。

ネパールは、ヒマラヤ山脈の麓に立地し、農地と産業の少なさもあり、ハンドニットの文化がいまだ残っています。

これまでのコレクションで作製してきた繊細なレースやタックの柄を、ニットでも表現したいと考え、様々な細かい編み柄を組み合わせました。ヒンディー教の寺院やお祝いに欠かせない花輪も、編み柄に取り入れています。

2023年にPheetaで初めてニットを作りました
インドの原毛をネパールで紡績し1点1点手編みしたハンドニットです

ネパールはPheetaの物づくりの拠点であるインドの東北側に位置します
インドと中国という大国に挟まれた南アジアの内陸国です
1990年に民主化が推進された後も政情不安が続きましたが
2008年に王政が廃止され連邦民主共和制に移行しました

‘Clara’は
手編みでしか表現できない温かな美しさを時代や場所を超えて繋いでゆくシリーズです

手編みの起源は古く旧石器時代にまでさかのぼります
世界中にはたくさんの手編み文化がありましたが
時代と共に機械化が進み手編みができる国や地域は年々減少の一途を辿っています

ネパールはヒマラヤ山脈の麓に立地し農地と産業の少なさもあり
ハンドニットの文化がいまだ残っています

これまでのコレクションで作製してきた繊細なレースやタックの柄を
ニットでも表現したいと考え様々な細かい編み柄を組み合わせました
ヒンディー教の寺院やお祝いに欠かせない花輪も編み柄に取り入れています

Annabelアナベル

まるで折り紙のように1つ1つ手でタックを織り、何メートルものテープ状のモチーフを作り出しました。フリルのようにも見える襟の装飾は、このテープを襟の形に合わせ、描いた図案通りに縫い付けることで生み出されます。‘Annabel’は、襟を取り外すことでハレの日からケの日まで寄り添うシリーズです。

身頃の素材は、インド産のウールを使用しています。インドではその気候から、羊毛を着る文化が少なくしっかりとした厚手のウール素材の調達は、特に難しい状況があります。その中でも、パキスタン国境付近の都市アムトリサルではウールを織る文化が残っており、100年前から変わらない織機で織り上げています。

目を惹く襟のパーツは、装飾のタック部分も全て、インド産の綿素材を使用して作成しています。身頃から取り外し、ベストのように着用いただけるのも特徴です。場面や場所や気分に応じて、様々な着こなしを楽しんでいただければ幸いです。

様々な日々の垣根をまたいで、Pheetaの生み出す洋服が、皆様の生活に彩を添える一着でありますように。

まるで折り紙のように1つ1つ手でタックを織り
何メートルものテープ状のモチーフを作り出しました
フリルのようにも見える襟の装飾はこのテープを襟の形に合わせ
描いた図案通りに縫い付けることで生み出されます
‘Annabel’は襟を取り外すことで
ハレの日からケの日まで寄り添うシリーズです

身頃の素材はインド産のウールを使用しています
インドではその気候から羊毛を着る文化が少なく
しっかりとした厚手のウール素材の調達は特に難しい状況があります
その中でもパキスタン国境付近の都市アムトリサルではウールを織る文化が残っており
100年前から変わらない織機で織り上げています

目を惹く襟のパーツは装飾のタック部分も全てインド産の綿素材を使用して作成しています
身頃から取り外しベストのように着用いただけるのも特徴です
場面や場所や気分に応じて様々な着こなしを楽しんでいただければ幸いです

様々な日々の垣根をまたいでPheetaの生み出す洋服が
皆様の生活に彩を添える一着でありますように

Hedyヘディ

草木染を用いたカットソーは、糸の紡績から生地作り、縫製から染色まで、日本で安定したものづくりを目指しています。

‘Hedy’は、薄く柔らかなベールをまとうことで、体にも心にも心地良い1枚を目指したシリーズです。

カットソーの糸には、インド産のオーガニックコットン使用しています。この糸に強い撚りをかけて吸水性や速乾性を高め、表面を焼く加工を施すことで、よりきれいな表情に仕上げています。薄手で繊細なテレコ生地に編み立てることで、しなやかでやわらかく、滑らかな肌触りを実現しています。この糸を使い、肌触りの良い薄手の繊細なテレコ生地に編み立てました。

生地を縫製して製品にした後、草木染を行っています。前回のコレクションから継続したログウッドに、新色としてクチナシを加え、天然染料の持つ本来の色の美しさを活かした2色に、無染色のシロを加えた3色の展開です。天然染料だけでは、色の退行や変色、色移りがとても激しく、表現できる色にも限りがあることから、化学染料を混ぜ合わせて色止めしています。染料の50%以上を化学染料が占める草木染めも多い中、Pheetaでは各色に対して25%、9%と、化学染料の割合を極限まで抑えています。植物によって生み出される本来の色の美しさや手法へのこだわりと、長く着用していただけるよう、取り扱い易さとの両立を目指しました。

柔らかく軽い素材を活かした2枚組のセットや、透け感が気になる胸元には、生地に重なりが生まれるようなデザインに仕上げています。長袖は長めの袖丈に設定しています。手首でたるませ、ゆとりを楽しんでご着用ください。

草木染を用いたカットソーは糸の紡績から生地作り縫製から染色まで
日本で安定したものづくりを目指しています

‘Hedy’は薄く柔らかなベールをまとうことで
体にも心にも心地良い1枚を目指したシリーズです

カットソーの糸にはインド産のオーガニックコットン使用しています
この糸に強い撚りをかけて吸水性や速乾性を高め
表面を焼く加工を施すことでよりきれいな表情に仕上げています
薄手で繊細なテレコ生地に編み立てることで
しなやかでやわらかく滑らかな肌触りを実現しています
この糸を使い肌触りの良い薄手の繊細なテレコ生地に編み立てました

生地を縫製して製品にした後草木染を行っています
前回のコレクションから継続したログウッドに新色としてクチナシを加え
天然染料の持つ本来の色の美しさを活かした2色に無染色のシロを加えた3色の展開です
天然染料だけでは色の退行や変色色移りがとても激しく
表現できる色にも限りがあることから化学染料を混ぜ合わせて色止めしています
染料の50%以上を化学染料が占める草木染めも多い中
Pheetaでは各色に対して25%9%と化学染料の割合を極限まで抑えています
植物によって生み出される本来の色の美しさや手法へのこだわりと
長く着用していただけるよう取り扱い易さとの両立を目指しました

柔らかく軽い素材を活かした2枚組のセットや
透け感が気になる胸元には生地に重なりが生まれるようなデザインに仕上げています
長袖は長めの袖丈に設定しています手首でたるませゆとりを楽しんでご着用ください

Veraベラ

肌着のように身に纏え、気軽に手入れできる、汎用性の高い1枚を目指しました。‘Vera’は、まるでニットのように伸びやかで、着心地の良い、第二の肌を目指したシリーズです。

素材は、薄地の綿糸にポリウレタンを引き揃えた生地から織りあげることで、布帛でありながらも、ニットのような伸縮性と柔らかさを実現しました。通気性が良いことから、夏場でも蒸れにくくご着用いただけます。

綿糸に麻を少し加え、生地表面に陰影をつけて織りあげることで、同色のシャドーチェックが浮かび上がるように仕立てました。素材自体もしっかりとした厚みが出るように改良し、生地の伸縮性も強めています。

素材を生かした簡素なデザインは、ディテールが際立ったPheetaのこれまでのアイテムに溶け込むよう、重ね着としての使いやすさも重視して製作しています。

様々な着こなしの中で、日常的に身に纏ってご愛用いただければ幸いです。

肌着のように身に纏え気軽に手入れできる
汎用性の高い1枚を目指しました
‘Vera’は
まるでニットのように伸びやかで着心地の良い第二の肌を目指したシリーズです

素材は薄地の綿糸にポリウレタンを引き揃えた生地から織りあげることで
布帛でありながらもニットのような伸縮性と柔らかさを実現しました
通気性が良いことから夏場でも蒸れにくくご着用いただけます

綿糸に麻を少し加え生地表面に陰影をつけて織りあげることで
同色のシャドーチェックが浮かび上がるように仕立てました
素材自体もしっかりとした厚みが出るように改良し生地の伸縮性も強めています

素材を生かした簡素なデザインは
ディテールが際立ったPheetaのこれまでのアイテムに溶け込むよう
重ね着としての使いやすさも重視して製作しています

様々な着こなしの中で日常的に身に纏ってご愛用いただければ幸いです

Trinityトリニティ

胸回りの生地を切り替えた、メンズのフォーマルなドレスシャツを「ブザムシャツ」と呼びます。‘Trinity’は、現代の日常にブザムシャツを組み入れたシリーズです。

1stコレクションから続く定番のシリーズを、今回は2種類の素材を用いて製作しました。先ずは、太番手のオーガニックコットンを平織りしたインド製のポプリンの定番素材です。さらに、ポプリンと同じ厚みの、薄手の5オンスのデニム素材も使用しました。ワンウォッシュで仕上げたブラックデニムです。

切り替えた胸回りのディテールは、本来のブザムシャツにならって、手仕事のピンタックで表現しています。デニム素材は、製品で洗い加工を加えることで、より奥行のある表情に仕上がりました。

また、今回のコレクションでは、同シリーズでパンツも製作しました。伝統的な特徴は守りながらも、動きやすく風が通るような、余裕のあるシルエットがシリーズの特徴です。

「ホワイト」カラーでは、襟の裏側を、薄いベージュで仕立てていることも、Pheeta特有の仕様となります。着用いただく中での生地の黄ばみを目立ちづらくすることで、さらに長く着ていただけるようにと考えています。

胸回りの生地を切り替えた
メンズのフォーマルなドレスシャツを「ブザムシャツ」と呼びます
‘Trinity’は現代の日常にブザムシャツを組み入れたシリーズです

1stコレクションから続く定番のシリーズを今回は2種類の素材を用いて製作しました
先ずは太番手のオーガニックコットンを平織りしたインド製のポプリンの定番素材です
さらにポプリンと同じ厚みの薄手の5オンスのデニム素材も使用しました
ワンウォッシュで仕上げたブラックデニムです

切り替えた胸回りのディテールは
本来のブザムシャツにならって手仕事のピンタックで表現しています
デニム素材は製品で洗い加工を加えることでより奥行のある表情に仕上がりました

また今回のコレクションでは同シリーズでパンツも製作しました
伝統的な特徴は守りながらも動きやすく風が通るような
余裕のあるシルエットがシリーズの特徴です

「ホワイト」カラーでは襟の裏側を
薄いベージュで仕立てていることもPheeta特有の仕様となります
着用いただく中での生地の黄ばみを目立ちづらくすることで
さらに長く着ていただけるようにと考えています

Jonesジョーンズ

2回目のコレクションから、毎冬ごとにインドでのウール生地作りに取り組んでいます。インドではその気候から、羊毛を着る文化が少なく、しっかりとした厚手のウール素材の調達は、特に難しい状況があります。その中でも、パキスタン国境付近の都市アムトリサルではウールを織る文化が残っており、100年前から変わらない織機で、今回は初めてへリンボーン生地を織り上げました。低速でゆっくりと織り上げられたウールは、柔らかく膨らみのある仕上がりが特徴です。

‘Jones’は、インドならではのウール素材の心地良さと手仕事の温かな美しさを堪能していただけるシリーズです。

ヘリンボーンとは、布の模様の総称で魚のニシンの骨(Herring bone)に似ていることが名前の由来とされており、交互に組み合わせたVの字が連続する模様が特徴的な、綾織りを指します。平織に比べ耐久性が高くなり、ソフトな風合いに仕上げることもできます。柔軟性に優れていることから、厚い生地でも着用しやすく、着れば着るほど身体に馴染んでいきます。

今回はこのウールへリンボーン素材に、洗いとタンブラー乾燥をかけて仕上げることで、よりふっくらとした、懐かしさを感じる温かみのある表情を目指しました。

Pheetaならではの、ピンタックやリバーレースなどの手仕事もふんだんに散りばめています。古典的な素材を、ゴム入りのパンツやボックスシルエットのシャツ、中綿入りのアウターへと、現代的に仕立てています。

2回目のコレクションから毎冬ごとにインドでのウール生地作りに取り組んでいます
インドではその気候から羊毛を着る文化が少なく
しっかりとした厚手のウール素材の調達は特に難しい状況があります
その中でもパキスタン国境付近の都市アムトリサルではウールを織る文化が残っており
100年前から変わらない織機で今回は初めてへリンボーン生地を織り上げました
低速でゆっくりと織り上げられたウールは柔らかく膨らみのある仕上がりが特徴です

‘Jones’はインドならではのウール素材の心地良さと
手仕事の温かな美しさを堪能していただけるシリーズです

ヘリンボーンとは布の模様の総称で
魚のニシンの骨(Herring bone)に似ていることが名前の由来とされており
交互に組み合わせたVの字が連続する模様が特徴的な綾織りを指します
平織に比べ耐久性が高くなりソフトな風合いに仕上げることもできます
柔軟性に優れていることから
厚い生地でも着用しやすく着れば着るほど身体に馴染んでいきます

今回はこのウールへリンボーン素材に洗いとタンブラー乾燥をかけて仕上げることで
よりふっくらとした懐かしさを感じる温かみのある表情を目指しました

Pheetaならではのピンタックやリバーレースなどの手仕事もふんだんに散りばめています
古典的な素材をゴム入りのパンツやボックスシルエットのシャツ
中綿入りのアウターへと現代的に仕立てています

Paulaポーラ

インドで最も古い刺繍方法のひとつに、「Kantha(カンタ)」があります。その起源はとても古く、語源も諸説ありますが、サンスクリット語で「ぼろ布」を意味する「kontha」に由来する説が有力です。針と糸のみで一針一針刺繍していく原始的なこの手仕事は、着古して柔らかくなった古い綿のサリーなどを2枚重ねて縫い合わせ、ほころびを刺繍でつくろうことにより、再び長く使う為の知恵として用いられてきました。ベンガル地方の農村が発祥の地とされており、今日では南アジアの何百万人もの女性が実践してきた工芸手法です。

‘Paula’は、この技術と先人の想いを現代へ継承し、手仕事の温もりが持つ力強さを体感していただけるシリーズです。

ウィメンズの形に用いた表地にはオリジナルの版を使用し、ブロックプリントを施しました。ブロックプリントとは、手彫りの木版を用いて生地にインクを押し付けていく、いわゆる版画のような技法です。 インドを代表する手仕事の1つであり、熟練の腕を要する、非常に手間のかかるプリント技法です。このブロックプリントを、シルクを混ぜた綿素材の全面に施しています。薄地の綿の裏地との間には、中綿を入れ、重ね合わせたところへ2色の糸を組み合わせたカンタでキルティングを施しました。

柄は、オリジナルで書き起こした図案を、木版で抜染しました。抜染とは、すでに染色が終わった生地の上から、特殊なインクでプリントを施すことで色を抜く手法のことです。

カンタにブロックプリントと、模様を浮き上がらせるキルティングの手仕事を重ね合わせることで、素朴な中にも、力強い温かさを宿らせました。

インドで最も古い刺繍方法のひとつに「Kantha(カンタ)」があります
その起源はとても古く語源も諸説ありますが
サンスクリット語で「ぼろ布」を意味する「kontha」に由来する説が有力です
針と糸のみで一針一針刺繍していく原始的なこの手仕事は
着古して柔らかくなった古い綿のサリーなどを2枚重ねて縫い合わせ
ほころびを刺繍でつくろうことにより再び長く使う為の知恵として用いられてきました
ベンガル地方の農村が発祥の地とされており
今日では南アジアの何百万人もの女性が実践してきた工芸手法です

‘Paula’はこの技術と先人の想いを現代へ継承し
手仕事の温もりが持つ力強さを体感していただけるシリーズです

ウィメンズの形に用いた表地にはオリジナルの版を使用しブロックプリントを施しました
ブロックプリントとは
手彫りの木版を用いて生地にインクを押し付けていくいわゆる版画のような技法です
インドを代表する手仕事の1つであり
熟練の腕を要する非常に手間のかかるプリント技法です
このブロックプリントをシルクを混ぜた綿素材の全面に施しています
薄地の綿の裏地との間には中綿を入れ重ね合わせたところへ
2色の糸を組み合わせたカンタでキルティングを施しました

柄はオリジナルで書き起こした図案を木版で抜染しました
抜染とはすでに染色が終わった生地の上から
特殊なインクでプリントを施すことで色を抜く手法のことです

カンタにブロックプリントと
模様を浮き上がらせるキルティングの手仕事を重ね合わせることで
素朴な中にも力強い温かさを宿らせました

Danieleダニエル

西ベンガル州の首都であるコルカタにて、手紡ぎ・手織りを行い、カディデニムを織り上げました。「Khadi(カディ)」とは、インドを代表する伝統的な素材であり、その起源は、インドがイギリスの植民地だった時代に遡ります。インド独立の父と呼ばれるマハトマ・ガンディーは、インド各地を歩き回り、手紡ぎ・手織り布であるカディを生産することで、自国の産業を確立し、国民が自立するように呼びかけました。この成り立ちにより、イギリスの機械織り綿布に抵抗する、インド独立運動の象徴として、現在でもインドの人々から愛され続けています。

今日では、カディとは手紡ぎ・手織りの生地の総称を指します。機械紡績された糸で織られた生地とは異なる、均一ではないがゆえの温かさが特徴で、1点1点少しずつ生地の表情や厚みが異なります。

‘Daniele’は、インドに根付く伝統的な手織り素材を通じて、手仕事の温もりが生み出す美しさを体感いただけるシリーズです。

このカディデニムを、今回は濃色のインディゴに染めました。甘織の手織り生地の風合いを活かした、ゆったりとした太めのシルエットとサイズ感が特徴です。使い込むごとに少しずつ色褪せていく経年変化をお楽しみください。インド独自の文化を感じる1着です。

※こちらのシリーズは、天然藍染(インディゴ)を使用しているため、経年変化して色褪せが生じます。味としてお楽しみいただくとともに、他の物への色移りにはお気をつけくださいませ。

西ベンガル州の首都であるコルカタにて手紡ぎ・手織りを行いカディデニムを織り上げました
「Khadi(カディ)」とはインドを代表する伝統的な素材であり
その起源はインドがイギリスの植民地だった時代に遡ります
インド独立の父と呼ばれるマハトマ・ガンディーはインド各地を歩き回り
手紡ぎ・手織り布であるカディを生産することで
自国の産業を確立し国民が自立するように呼びかけました
この成り立ちによりイギリスの機械織り綿布に抵抗するインド独立運動の象徴として
現在でもインドの人々から愛され続けています

今日ではカディとは手紡ぎ・手織りの生地の総称を指します
機械紡績された糸で織られた生地とは異なる均一ではないがゆえの温かさが特徴で
1点1点少しずつ生地の表情や厚みが異なります

‘Daniele’はインドに根付く伝統的な手織り素材を通じて
手仕事の温もりが生み出す美しさを体感いただけるシリーズです

このカディデニムを今回は濃色のインディゴに染めました
甘織の手織り生地の風合いを活かしたゆったりとした太めのシルエットとサイズ感が特徴です
使い込むごとに少しずつ色褪せていく経年変化をお楽しみください
インド独自の文化を感じる1着です

※こちらのシリーズは天然藍染(インディゴ)を使用しているため経年変化して色褪せが生じます
味としてお楽しみいただくとともに他の物への色移りにはお気をつけくださいませ